フケ

その原因は、

1.強く洗いすぎる

2.シャンプーやコンディショナーをしっかり洗い落とせていない

3.シャンプーの洗浄力が強すぎる

4.食生活が乱れている

5.睡眠不足

などが考えられ、大人の場合と同様です。

子供の皮膚は大人よりも薄いため、1や3が原因となる場合が多いようです。さらに、新陳代謝が大人に比べて活発なので、寝不足や偏った食生活などで肌のターンオーバーが乱れると、フケが出やすい状況になるとも言われています。

頭がかゆいからってゴシゴシと洗えばかゆみが抑えられるというものでもありません。洗い過ぎてしまうと、頭皮の皮脂が過剰にとれて乾燥を招き、さらにかゆくなることもあるんです。

フケが出てしまった時は、シャンプーでしっかりこすって洗いたくなりますがそれはNG。爪を立てずに指の腹で地肌を優しく洗ってあげてください。

シャンプーをする前に、まずお湯だけで髪を洗い流してあげる「湯シャン」をすることも大切です。

シャンプーをつけずにお湯で洗い流すだけでも、8割の頭皮の汚れが落ちると言われています。ただ髪を濡らすだけではなく、指の腹で地肌を揉み洗いしながら濡らしてあげるのが良いでしょう。そうすることでその後のシャンプーの泡立ちも良くなります。

シャンプーやコンディショナー後の洗い流し方にもコツがあると言います。

「フケが出ている」という方の頭皮をよく見ると、コンディショナーやトリートメントなどのカスが付着している場合があります。それがかゆみやフケの原因にもなってしまうので、洗い流す時も洗う時と同じように指の腹で頭皮をもみながら、つけたシャンプーやコンディショナーはしっかりと洗い流しましょう。

フケが気になるときには、「フケやかゆみを防ぐ」効果をうたっているシャンプー、コンディショナーに頼ってみるのも有効な手段です。頭皮の炎症を抑える成分や抗菌剤成分などが入っているものであればとくに、フケ対策におすすめです。

花王の製品のなかでフケが気になる人におすすめなのが『メリット』。地肌まですっきり洗い上げます。とくにViVi世代なら、地肌の汚れやベタつきをオフしながら、洗い上がりは指通りなめらかな『メリットピュアン』もぴったりだと思います。

乾性フケには頭皮マッサージも有効です。

血行を促進させると頭皮にしっかり栄養が届けられ、よりよい頭皮環境にみちびきます。

ツボを意識したマッサージもありますが、もっと手軽にはじめたいならオイルを使った対策がおすすめ。

オイルは、保湿も兼ねているので一石二鳥といえますね。

頭皮マッサージで少し触れましたが、乾性フケ対策にオイルケアも有効です。

単純に保湿するだけでなく、オイルそのものにさまざまな栄養素が含まれます。

ヘアケアだけでなくスキンケアにも使えるので、万能アイテムといえますね。

オイルはシャンプーした後の清潔な頭皮に使います。

ドライヤーで完全に乾かしてしまうと、ベタつきやすく、まんべんなくなじみません。

なので、濡れた頭皮に使うのが基本です。

ただし、水滴が滴るほど濡れているとよくないので、タオルドライでしっかり水分を取りましょう。

コラーゲン

美とコラーゲンが密接な関係にあるのはご存知かと思います。

では、どうすればカラダに存在するコラーゲンを最上の状態に保つことができるのでしょうか? 

コラーゲン入りドリンク、コラーゲンサプリ、お鍋に入れるコラーゲンボールなど、コラーゲンを含む様々な食べ物を積極的に摂取すればいいのか、それとも?

今回はコラーゲン摂取について詳しく見ていきましょう。

そもそもコラーゲンとはなんでしょうか? コラーゲンは腱、骨、皮膚、軟骨など全身に存在するもの。

「人間のカラダはコラーゲンでできている!」と言っても過言ではなく、カラダに存在する全タンパク質の約3分の1はコラーゲンなのです。

そんなコラーゲンの種類は約30種。骨や皮膚・血管などの弾力や強度に関与しています。

皮膚や内臓を支える弾力性の源は、コラーゲンの特徴的な構造にあります。

コラーゲンは「3本の鎖」で構成されており、それらが互いに巻き付いて、強固な三重らせん構造を形成しています。

この構造こそが、きめ細やかな肌、弾力のある血管、丈夫な骨を作っているのですね。

コラーゲン線維の構造が乱れることは「老化」と密接に関係します。老化物質である「AGEs(エージーイー)」はらせん状に綺麗に配列されたコラーゲン線維の間に不規則に付着し、その配列を乱します。通常、古くなったコラーゲン線維は酵素で分解されて、新しいコラーゲン線維と置き換えられますが、AGEが結合したコラーゲン線維は酵素で分解されないため、機能が低下したコラーゲン線維がいつまでも残ってしまうことに。すると、真皮のコラーゲンの配列が乱れるだけでなく、皮膚の血流悪化や筋肉の萎縮などが進行し、シワやたるみの原因となります。

また、骨の老化にも密接に関係します。「骨はカルシウムでできているんでしょ」と考えている方もいるかもしれませんが、実はコラーゲンでできているのです。コラーゲンにカルシウムが付着することで「骨」が形成されているのですね。ですので、皮膚と同様に老化物質のAGEsは骨のコラーゲン線維の機能低下を招き、骨粗しょう症を進行させてしまうのです。

美しく、健康でいるためには「体内のコラーゲンを健康に保つこと」が大切になります。

ではその方法とは? まず大前提として「摂取したコラーゲンがそのまま肌や骨の生成に使われる」という勘違いはまず正さなければなりません。

コラーゲンをとる際にはコラーゲンの合成に必要なビタミンCも一緒にとろう。「体内でコラーゲンが安定して維持されるために欠かせない」と小山研究員。紫外線によるコラーゲンの損傷の予防にも役立ちそうだ。

また、肌の真皮でコラーゲンの構造を支える働きをするエラスチンを、コラーゲンと一緒にとると美肌効果がアップする。

コラーゲンだけではだめ、良質のたんぱく質も必要

コラーゲンには、体内で作れない必須アミノ酸トリプトファンが含まれず、たんぱく質として再合成されない。

肌たるみには有効だが、美肌のためには魚や卵など食事でたんぱく質をとろう。

☆乳液☆

化粧水や美容液、クリームと並んで大切なスキンケアアイテムが「乳液」です。

でも、化粧水とクリームだけで済ませていたり、オールインワンゲルで代用していたりと、乳液を使っていない方もいるのではないでしょうか。

保湿力を高めたいなら、乳液は欠かせない存在です。

今回は乳液の選び方や使い方をはじめ、おすすめの乳液をタイプ別に紹介していきます。

乳液を活用して、今よりもっと肌を美しく保てるようにしましょう。

毎日のスキンケアの中で、化粧水は使っているものの、乳液は飛ばしているという方はいるのではないでしょうか。

「乳液は化粧水で入れた水分の上から保湿するためだけのもの」と思っていたら間違っています。

乳液はかしこく選んで使い分ければ、紫外線対策や化粧下地としても頼れる存在です。

まずは基本的な化粧水、乳液のそれぞれの役目を把握しておきましょう。

化粧水は、その7~8割が水分でできています。

皮膚の角質層へと水分を与えて、潤いを持たせることが化粧水の役目です。

また、化粧水に含まれる美容成分を肌表面を潤わせることで、届けやすくする意味もあります。

化粧水はまさにスキンケアのベース作りであり、その後の乳液や美容液などの美容成分・保湿成分の浸透を高めます。

次に、乳液はクレンジングにより取れてしまった皮脂膜の代わりになって、皮膚を保護する意味があります。

乳液は20~30%が油分です。

乳液といっても色々なタイプがあるので、求める効果や肌タイプによって選ぶことが大事です。

肌表面に油膜を与えて水分蒸発を防ぐための保湿乳液が一番オーソドックスなタイプですが、紫外線カット効果や美白効果などを併せ持つUVカット乳液、さらには化粧下地にもなるティント乳液もあります。

さらに、乳液を選ぶ上では次のポイントも確認しておきましょう。

肌質にあっている(乾燥肌・脂性肌・敏感肌など)

界面活性剤などの添加物

油分の多さ

UVカット効果の有無

オーガニック、自然由来成分配合など

購入前には成分表示のラベルをチェックしておくことも大事です。

乳液のほとんどが水分、油分と保湿成分からできていますが、商品によっては石油系成分やパラベンなどの肌に刺激を与えることがある成分を使っているものもあります。

特に肌がかぶれやすいデリケートなタイプの人は、成分表示を十分に確認しましょう。

乳液は皮膚を保湿する効果がある

洗顔後は皮脂が少なくなり、乾燥しやすいので乳液の利用がおすすめ

肌が乾燥すると肌トラブルが起きやすい

乳液は肌にとって理想的な環境を維持する役割がある

乳液は保湿力と使用感で選ぶことがおすすめ

乳液は肌に合わせた乳液を選ぶことが大切

乾燥肌にはしっとりタイプの乳液がおすすめ

油分の多いオイリー肌にはさっぱりタイプの乳液がおすすめ

乳液には水分と油分の両方が乳化して混ざった状態で含まれています。

まさに化粧水とクリームの間のような存在で、化粧水とクリームの肌なじみを良くする意味でも乳液は欠かせない存在です。

化粧水の蒸発を防いで水分を閉じ込めるのも乳液の役目です。

油分が不足した皮膚はアルカリ性の状態になりやすく、肌トラブルを起こす原因になります。

乳液を使って肌表面に油分を補うことで肌表面のpHを適正な弱酸性に保てるという意味もあります。

ちなみに、美容液は美容成分を効率よく配合したもので、クリームは肌表面を油分で厚く覆って乾燥を防ぐために使います。

☆洗髪☆

毎日使うシャンプーは、ヘアケアの土台として最重要になってきます。

髪型をキープするため、キレイな髪質をキープするために正しいシャンプーは欠かすことが出来ません。

こちらに正しいシャンプーの選び方についてまとめているので、ぜひご参照ください。

シャンプー前の予洗いは、しっかりと頭皮をかきながら行います。

そうすることで、髪や頭皮の汚れの7割が落ちます。

残りの3割の汚れを落とすには洗浄力の優しいシャンプーで充分になるので、ぜひ美容室専売品のシャンプーをご使用ください。

(洗浄力の強い一般のシャンプーで過剰に汚れを落とすことは皮脂の過剰分泌につながり、衛生的にもヘアケアとしてもNGです)

※お湯の温度は38℃ぐらいのぬるめがおすすめです。40℃以上の熱いお湯は頭皮には熱すぎたり、髪が傷みやすくなったり、カラーの退色が早くなります。

つい毛先からシャンプーをつけてしまいがちですが、頭皮付近からシャンプーをしっかりと付けて髪全体へと伸ばしていきましょう。

1で解説した通り、しっかりと水気をとっておかないとシャバシャバの泡になってしまい、もこもこの泡にはなりません。

2、3の通り適量を頭皮にしっかりとシャンプーを馴染ませ

動画のように空気をしっかりと含ませて、もこもこの泡を作りましょう。

泡立ち不足の状態でシャンプーをすることは、髪の毛へ大ダメージを与えてしまいます。

髪の毛は濡れている時にキューティクルという髪のバリアが開いてしまうため、非常にデリケートな状態になります。

先程も説明した通り、既に7割の汚れは事前に落ちています。

美容室のシャンプーがしっかりと泡立ち、頭皮と髪についた時点で、全ての汚れは確実に落ちます。

それよりもシャンプーでの摩擦により髪の毛に負担がかかってダメージをしてしまうことや

シャンプーによる皮脂を過剰に落とすことのほうが髪と頭皮に悪影響を与えてしまうので、

指の腹と泡を使って優しく1~2分ほど揉み洗いしていきましょう。

シャンプーで重要なことは、シャンプー後のすすぎです。

どんなに良いとされている美容室のシャンプーですら、頭皮や髪に残ってしまっては負担がかかってしまいます。

目安は3~5分ぐらいかけてしっかりとすすぎましょう。

朝シャンプーをしてしまうと頭皮がノーガード状態となりダメージを負ってしまうので、シャンプーは必ず寝る前にしましょう。

そうすることで寝ている間に必要な皮脂が分泌されますし、寝ている間に成長ホルモンが分泌されてキレイな毛穴から健やかな髪の毛が育みます。

どうしても朝気持ち悪くてシャンプーをしたい場合は、

シャンプーを使わずにすすぎだけをしっかりとした後にトリートメントだけ使ってください。

☆ネイルケア☆

最近爪のお手入れが出来てないなぁ…と思うことありませんか?忙しくてネイルサロンに行く時間がなかったり、仕事上の理由から華やかなネイルを楽しめなくても、爪磨きで素爪を整えるだけで美しい指先は叶います。

大人の女性のたしなみとして、基本のネイルケアをぜひマスターしましょう

仕事が忙しく時間がない、子どもがまだ小さいから…など、様々な理由で爪のお手入れの優先度が下がっていませんか?事情がありネイルが楽しめないという方でも、素爪を整えるだけで"指先美人"を目指すことはできます。

爪のセルフケアは、<甘皮処理→長さを整える→爪磨き→保湿>の4つのステップ。まずは基本をおさらいしてみましょう。

爪に水分を含んだ状態が、爪への負担が少なくベストなタイミングです。

お風呂上がりが難しい場合は、爪をしばらくお湯につけてみるなど、お手入れ前のちょっとした心がけで二枚爪などのトラブルを防ぐことができます。

「甘皮」とは、爪の根元にある薄い角質膜のことです。これを放っておくと、ささくれなどの原因になってしまうので、甘皮が柔らかいうちに処理をします。

ただし、爪を守る大事な役割もあるため、爪の付根ではなく表面にくっついている余分な部分のみを取り除きましょう。

本来は甘皮処理専用のプッシャーや、ウッドスティックに薄くコットンを巻きつけたものを使用しますが、ない場合は、お家にある綿棒が便利です。

くるくると円を描きつつ優しく甘皮を押し上げて浮いてきたものを取り除きます。

取りきれなかった甘皮やささくれは、ニッパーでカットしてもOKですが、切り過ぎないように注意しましょう。

甘皮処理の後は、爪の長さや形を整えていきます。より爪に負担をかけずに整えるなら、"エメリーボード"がおすすめ。

爪に対して45度の角度で当てて、往復がけはせず一方向に動かしましょう。爪の中央→左右の順で行うとバランスよく整えることができます。

バッファーはスポンジのような素材でできた目の細かい爪やすりです。

これを使って爪の表面を整えることで、凸凹のない滑らかな爪になります。

やり方は、爪の表面全体にバッファーを軽く滑らせるように行います。爪が薄くなり過ぎないよう力加減には十分注意しましょう。

バッファーで爪の凹凸を滑らかにしたあとに、シャイナーで軽く磨くことで、見違えるように爪がつややかに変化します。

シャイナーのみだと光沢は生まれないので、バッファーとシャイナーはセットで使うことがポイント。自爪が薄い方は磨きすぎないように注意が必要です。

キューティクルクリーンに限ったことではありませんが、どんなことでも基礎が重要です。

基礎をないがしろにして自己流でやってしまうと間違ったくせが付いて後々正しく直すのが困難になります。

キューティクルニッパーは繰り返し続けることで体になじみ自由自在に操作できるようになり、それが自信に繋がります。

ネイリスト技能検定2級を受験される方はここで紹介した情報も参考に,

キューティクルニッパーのハンドリングを見なおして、自信を持って実技試験に臨みましょう。

☆歯磨き☆

人それぞれ歯磨きのタイミングがあるかと思いますが、入浴中に歯磨きをすると美容効果も高まることはご存知でしょうか?

なぜ入浴中がいいのかご紹介します。

入浴中は副交感神経が優位に働き唾液の中にパロチンという美肌ホルモンが分泌されます。

そのタイミングで歯磨きして口の中を刺激すると更にパロチンの分泌を促すのです。

また、お湯につかって体を温めることで、質の良い唾液の分泌を促し、口内の細菌を殺菌して虫歯や歯周病を予防する効果もあり、入浴中に歯を磨くと、歯茎が温まってゆるむため、歯垢が取れやすくなるんです。

さらに、温かいシャワーで口内をゆすぐと歯茎のマッサージにもなり、口内を綺麗に洗浄できて歯周病予防にも最適です!

美肌ホルモン「パチロン」の働きは

・全身のアンチエイジング

・消化を助けてデトックス効果

・お肌と髪の新陳代謝を活性化

・歯や骨を丈夫にする

・筋肉の細胞を修復

 

です。ストレスや加齢が原因で分泌量が減っていきますので、特に忙しい現代社会を生きる大人の女性にはお風呂での歯磨きをおすすめします。

お風呂で歯磨きをするだけでこのような美容効果まで得られるのです。代謝が良くなるのでダイエットにも効果的です。

体が温まることで汚れも落ちやすくなっているため余計な力は要りません。

また、入浴中のリラックスした状態で口の中を刺激することで、サラサラとした良い唾液がたくさん分泌されます。

これによって、口臭や歯周病の予防にもつながります。

長く歯磨きをするために歯磨き粉をつけない、もしくはつけたとしても少量だけにしておくのがオススメです。

さらに、ぬるま湯に長く浸かることで温浴効果もアップし、血行が良くなり体の免疫力も高くなる効果が期待できます。

お風呂の中で歯磨き以外にも、食べ物を食べる時によく噛むことでも唾液の分泌を促すことができます。

「お風呂で歯磨きなんてしたことない!」と思った方も多いかと思いますが、美容や健康効果はなかなか見過ごせないもの。

毎日のストレスなどで肌荒れが気になってしまう時にはバロチンの分泌量が減っている可能性もありますので、ぜひ1度挑戦していただきたいと思います。

なお、長時間歯磨きするなら、歯磨き粉はつけないほうがいいでしょう。

歯磨き粉を使うと、歯がすぐにつるつるになるので、どこが磨けていないのかがわかりにくくなります。

また、口の中に歯磨き粉がたまってしまうので、長く磨き続けるのは難しいという人もいるかもしれません。

☆馬油☆

皆さんは「馬油」を耳にしたことはありますか。

「馬油」は「バーユ」「マーユ」と読み、文字通り「馬の油」のことです。

動物性の天然油で昔から貴重な民間薬とされていましたが、今ではドラッグストアでも目にすることが多くなり、簡単に手に入れることができます。

この記事ではスキンケアだけでなくさまざまな用途に使える万能アイテム馬油の効果やオススメ商品をご紹介します!

馬油は「オレイン酸」「リノール酸」「リノレン酸」「パルミチン酸」「パルミトレイン酸」など、効果の高い脂肪酸を多く含んでいます。400年前に中国から伝わり、古くから皮膚治療の民間薬として活用されていました。

馬油は人の皮脂とよく似た性質を持つことから、浸透性に優れ、保湿・保護の効果があり、皮膚の健康維持に適しています。

お肌との相性もよく馴染みやすいので安心して使えます。

また浸透力の高さを利用して、馬油を使ったあとの化粧水などスキンケア商品をより浸透させてくれる効果も期待できるのがポイント。導入液代わりにも使うことができます。

馬油自体はべっとりとした物ですが、肌に塗るとサラっとしたつけ心地です。

これは馬油の強力な浸透力が関係しています。

馬油は人間の皮膚にとても近い性質を持っています。そのため皮膚の隙間に浸透して細胞間に皮脂が満たされている潤った状態と同じ状態になり、水分の蒸発を防いでお肌本来の保湿力を整えます。

また潤いだけでなく外部からの刺激ダメージも防ぐので、バリア機能を高めてくれる効果もあるのです。

火傷や肌荒れなどで傷ついた肌に馬油を塗って油膜を作り、傷口と空気が触れ菌が入らないように防いでくれます。空気を追い出しながら活性酸素が過剰発生するのを防止し、抗酸化作用が働くのです。既に傷口に入り込んでしまったバイ菌も、馬油の油分が取り込んで放さない捕菌効果を発揮します。

このように馬油は、雑菌の繁殖や酸化を抑制し、お肌トラブルを防ぎます。

医薬品が無かった時代、民間療法の中に馬の生肉を湿布のように使っていたという話があります。炎症を起こした部分から発する熱を、馬の肉が取り除いてくれるのです。今でいう湿布の効果ですね!馬油にも、同じく熱を取り除き炎症を抑える効果があります。

日焼け後のヒリヒリしたお肌にも馬油を塗ることで適度な油分を補い、ターンオーバーを早めてお肌の回復を促してくれます。

血行促進効果がある馬油は、ヘアケア・育毛にも効果的です。

さらには抗菌作用もあるため、頭皮の乾燥によるかゆみ・フケの予防、ニオイ対策などにも役立ちます。

筆者もストレスによってできたフケに悩み、馬油にいきつきました。ベタつきを抑えるためシャンプー前に馬油を塗り試したところ、無事フケの発生を抑えることができました!

病院に行くのも億劫な頭皮トラブルも馬油で解決です!

また、非常に高い浸透力で素早く髪の内部を潤し、パーマやカラーリングなどでダメージの多い髪の毛をしっかりと保湿してくれます。オイルの滑りを利用して、頭皮マッサージに活用したり、ヘアパックに利用したりとヘアケア全般で大活躍です。

古くから肌を保護し、肌荒れを防ぐものとして親しまれてきた「馬油」。最近ではその保湿力の高さや肌荒れを防ぐ作用があることから、スキンケアオイルとして人気を集めています。しかし、いざ選ぼうと思うと、定番の「ソンバーユ」をはじめ、クリームタイプや液状タイプなど種類が豊富で、どれがよいのか迷ってしまいますよね。

いかがでしたか?馬油は酸化しやすく多少独特の獣臭さもありますが、顔に髪に全身にと体中のどこにでも使うことができる万能のケアアイテムです。一つあれば赤ちゃんから大人まで使うことができ、保湿だけでなく肌を保護し、すこやかな肌を保つためにも使えるので、自分に合ったお気に入りを常備しておくとよいですね。