白髪染め
セルフ(自宅)で白髪染め、ヘアカラーをする際の注意点は
・明るさに気を付ける
・毎回全体を染めないように気を付ける
・色移りに気を付ける
です。
髪の毛は一度明るくしてしまうと、メラニンという黒い成分が壊れてしまい、もう再生しません。
その後カラーで暗くしたとしても、明るく戻ってしまいます。
ですので、必要以上に明るくしないように注意しましょう。
染まり具合も、明るいものより暗いものの方がしっかり染まるので、少し暗めのものを選ぶと良いと思います。
毎回全体染めすると、負担が大きく髪がダメージしてしまいます。
白髪染めで髪が傷んでしまう方は毎回全体染めしている方が多いです。
全体染めの頻度を少なくすることで負担を少なくできます。
なるべく根本染めだけにするようにしましょう。
カラーをした後、シャンプーしてもお湯に色がついてしまうことがあります。
そのままにしておくと、就寝時枕などに色が移ってしまう可能性もあります。
シャンプー前に乳化という工程をすると、完全にではないですが多少色移りを防ぐことができます。
乳化のやり方は、カラー剤がついた状態で手にお湯をすくい取り、頭についたカラー剤と馴染ませます。
指でくるくると混ぜるようにすると、カラー剤がゆるくなると思います。
十分ゆるくなったら、シャワーでしっかり丁寧にすすぎます。
その後シャンプーをします。
この工程をすることで、多少色落ちや色移りを防ぐことができます。
他にも塗分けや、塗布時間、前処理後処理など、気を付けるべきことはたくさんありますが、セルフ(自宅)だとなかなか難しいと思います。
髪質によって薬剤を変えたり、希望によって薬剤を調合したりは美容師の技術や知識によるところが大きいです。
髪を傷めないように、しっかり染めたい方は美容室でのカラーをおすすめします。
巷ではよく「白髪が抜くと増える」という通説や噂話をよく聞きますが、科学的な根拠はありません。
白髪が目立ち始めた頃は、白髪を見つけると気になってしまい抜いてしまうことがありますが、白髪は体内のメラニン色素の低下が原因ですので、また新しく白髪は生えてくることになります。
白髪を抜いても、また新しい白髪を見つけることになりますので、それで「抜くと白髪が増えた」という気になってしまうのでしょう。
白髪を抜くと毛根に傷をつけてしまいますので、気になってもくれぐれも抜かないように注意しましょう。
どうしても気になるのであれば、根元から短くカットするのがよいでしょう。