カラコン

初めてカラコンにチャレンジするときには、知らないことだらけで不安になってしまいますよね。できるだけ失敗を避けたいと思うなら、カラコンについて正しい知識を得ることが大切です。

そこで今回は、カラコンの基礎知識や選び方のポイント、正しい使い方などについてまとめました。

カラコンについて正しく理解することで、自分に合わないカラコンを選ぶ、目のトラブルを起こすなどの失敗を避けることができます。安全にカラコンを楽しむためにも、ぜひチェックしてみてください。

カラコンは簡単にオンラインなどで購入できるため、眼科に行かないという人も少なくありません。しかし、安全にカラコンを使うためにも眼科は必ず受診する必要があります。

これは、自分の目のサイズに合わないカラコンを付けることによって目のトラブルに見舞われるリスクが高まってしまうだけでなく、度数が合わないと視力を悪化させてしまう可能性があります。BC(ベースカーブ)やPWR(度数)など、カラコン選びに必要な数値を正確に計測してもらいましょう。

さらに、眼科ではカラコンの付け外しの練習もできます。一見簡単に思えるかもしれませんが、付け外しの方法に問題があると目を傷つけたりしかねません。のちのち後悔しないためにも、眼科は絶対に受診してください。

BCとはベースカーブのことで、レンズがどのくらい曲がっているかを表します。BCが小さいと曲がり具合がきついため眼球が締め付けられる感覚がありますが、BCが大きいと曲がり具合が緩やかなためズレやすくなります。

一般的には、自分のBCとの誤差が±0.2mm以内であれば許容範囲だとされています。なお、BCは眼科でしか測ることができません。

付けるカラコンの大きさは悩ましいものですが、「目の黄金比率」になるように着色直径を選べばまず失敗することはありません。目の黄金比率とは目が最も美しく見える黒目と白目の比のことで、1:2:1が理想的だといわれています。

まずは、定規かメジャーで目の横幅を測りましょう。それを2で割った値が、最適な着色直径だといえます。

DIA(レンズ直径)が大きいとレンズがズレにくくなるため、安定した装用感が得られるものの、角膜が呼吸しにくくなるため目に負担がかかります。そのため、長時間カラコンを付けることに慣れていない初心者には向きません。

適切なDIAは目の大きさや見せたい黒目の大きさによりますが、DIA14.0~14.2mmが平均的なサイズです。迷ったときには、このサイズを選ぶことをおすすめします。

カラコンには、使用期限(EXP)があります。この使用期限を過ぎると、未開封開封に限らずレンズが劣化して目を傷つける原因になるため注意が必要です。使用期限は、カラコンのパッケージに「EXP.西暦/月」で記載されているので、使用前に確認しましょう。

眼科医から指示された装用方法・使用時間を守っていても、目の状態や調子によってカラコンとの相性が悪くなることもあります。装用中に痛みや違和感などの症状が出たら、すぐにカラコンの使用を中止して眼科を受診してください。