ジョギング

ランニング女子という言葉が浸透しつつある昨今、「ダイエット」のためにと、生活にランニングを取り入れる女性が多くなってきました。

実はランニングには、「肌がきれいになる」効果も期待できるということをご存じでしょうか。

今回は、美肌効果を高めるためのランニング方法や注意点などについてご紹介します。ぜひランニングを始めて、美肌を目指してみてください。

肌荒れは、肌機能の低下によって肌の水分量が低下したり、バリア機能が弱まることで引き起こされるため、肌荒れの「改善」「予防」のためには、肌機能を正常な状態に近づけることがとても重要になります。

ここでは、まずはランニングによる肌機能を正常化させる効果について詳しくご紹介します。

私たちの体の細胞は、常に新しいものに生まれ変わっています。この働きを新陳代謝と言います。

ランニングによって血行が良くなると、体の細胞に必要な栄養がスムーズに運ばれて、新陳代謝が活発になります。すると肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーのサイクルも早くなるのです。

ターンオーバーのサイクルが遅いと、古い細胞が皮膚表面にたまって肌荒れしたり、シミやシワを引き起こす原因となります。

ターンオーバーのサイクルが早くなると、次々に新しい肌細胞が作られるため肌を若々しく保つことにつながるのです。

毛穴に残った汚れも肌荒れの原因となりますが、毛穴の汚れは洗顔だけで落としきるのはなかなか難しいため、毛穴の内側から汚れを押し出すことが重要です。

ランニングをすると、大量の汗をかきます。汗をかくことで毛穴に溜まった汚れが押し出されて毛穴がきれいになり、老廃物がたまりにくくなるのです。

夜にランニングを行うと、適度な疲労感を感じ、ストレス解消やリラックス効果でぐっすりと眠ることができます。

期間を空けすぎるのではなく、1週間に1、2回は走るように心掛けてください。運動が習慣化すると、汗をかきやすくなり、毛穴の汚れを効率よく洗い流すことができます。

また、走る時間はそれほど長くなくても構いませんので、20分程度を目安に走るように心掛けましょう。20分間走るのが難しいのであれば、それ以下の時間でも問題ありません。

まずは継続することを目標に、定期的に走ることを習慣にすることが大切です。

ランニングに慣れてくると、長時間走りたいと感じるようになる人も出てくるでしょう。

しかし美肌目的のランニングの場合、長時間走りすぎると、肌が上下に揺れることによりシワの原因となることがあるため、毎回1時間以上走ることはおすすめしません。

走る時間の長さよりも、心地よくじんわりと汗をかく程度のランニングを行うことが大切なのです。

なお、走ることを指す言葉には「ジョギング」と「ランニング」の二つがありますが、実は両者には様々な違いがあるんです。

まずランニングの目的が目標時間内で走ることなのに対して、ジョギングは走る行為そのものを目的としています。

また具体的には、個人差はありますが1kmを約5分以内で走るのがランニングで、それよりもゆっくり走るのがジョギングです。走り方としてはジョギングは膝を上げず、膝から下を動かします。

ランニングが股関節を中心に回転させるのに対して、ジョギングは膝を中心に回転させるんですね。

ランニングよりもゆっくり走るジョギングには、「スロージョギング」という、歩くスピードで走るというものもあります。

息切れがせず、通常のジョギングよりも長く走り続けることができるのですが、ウォーキングと比べてエネルギーの消費量が2倍ほどにもなるので、ダイエットをしたいけれどジョギングは辛いという人にはオススメです。

ペースとしては、走りながら鼻歌が歌えるくらいを想定しましょう。手軽に運動効果が得られるうえ、疲れにくい体になることができますよ。